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今月の生徒作品2012年4月・Cute? Usagi

カワイイ

タイトル「Cute? Usagi」
作者  ふかふかY香さん
制作者コメント うさぎ年のチャームスワップ用に一度作ったものですが
          自分の手元にも一つ置いておきたかったので
          2号を作りました
          背中のファスナーのパーツが少々面倒なのですが
          チャームポイントなので頑張りました
                    
制作者コメントにある通りチャームスワップ用に制作したものをもう一度作ったので
上記ページと両方ご覧いただくと面白い。

ほぼ同様に仕上げてあるのがお見事だが
チャームスワップ出品作では右耳だけに丸カンをつけられる穴を開けてあったが
こちらは両耳に丸カン。
前者の場合、丸カン等をつければ手持ちのチェーンをそのまま使えるのに対し
今作のように両耳に丸カンがある場合、自分でチェーンを調整する必要があるので
チャームスワップの時は「誰が受け取っても大丈夫なように」配慮したのだろう。
今回はご自分で使うので、水平に下げるためにこのようにしたものと思われる。

頭部の厚み

横から見てみると頭部と体がこのバランス。
縫いぐるみチックな大胆なデフォルメがとても良い(^^)

ファスナー全開!

ファスナー部はチャームスワップでご紹介したときより
こちらの画像の方がわかりやすいだろうか。
スライダーを持ち上げたら、本当にファスナーを
閉められるのではないかと思わせる見事な造形だ。

展示

この裏側をお客様にもお見せしたくて
展示の時に鏡を仕込んだりしたのだが、何せ小さいので
どこまで見ていただけたかは謎(笑)

同じもの、しかもこんなに手のかかるものを
2つもきっちり作り上げたY香さんの根気に脱帽である。

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今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

タイトル「名探偵☆ラリエット」
作者  ふかふかY香さん
制作者コメント 推理小説の中でもシャーロック・ホームズのシリーズは
          子供の頃から好きでBBCのドラマも見ていたこともあり
          今回は探偵の三種の神器(?)で
          ラリエットを作ってみました     

元祖・細かいもの女王であるY香さんの今回の作品は
シャーロック・ホームズモチーフのラリエット。
多趣味のY香さんであるが、推理小説好きでもあることを
教室での雑談の中で以前から知っていたので
これを作品のモチーフに選んだのは彼女らしいな、と思った。
こういうご本人に関係のあるもの、好きなものをモチーフにする作品は
ある種の説得力があって良い。
例えば音楽好きの人の楽器モチーフや
自分の飼っているペットモチーフなど。

今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

というわけで、彼女が選んだ「3種の神器」は
鹿撃ち帽・パイプ・虫眼鏡。
どれもこれもホームズを髣髴とさせる!
そして、この造形の細かさを見て欲しい!!
鹿撃ち帽のステッチや頭頂部のリボン
ルーペのハンドル部分の繋ぎ
パイプの滑らかなカーブ。
実はこの形状のパイプ(キャラバッシュと言うそうだ)は
ホームズの時代には無く、当時はビリヤードと呼ばれる
L字型パイプが一般的だったのだが
舞台でホームズを演じるにあたり
キャラバッシュのほうが俳優の顔を隠さないなど都合が良かったのが
イメージとして定着したらしい。
うん、確かにホームズを思い浮かべるとこの形のパイプだ。

ルーペのレンズ部分には透明のUV樹脂を入れてある。
Y香さんはこの作品を作るにあたり、レンズをUV樹脂で、というのは
最初から構想にあったようだ。
制作中に樹脂を盛り上げるようにお願いした。
なぜなら、ルーペの枠ギリギリで止めると表面張力で中央が下がってしまい
ルーペらしくならないからだ。
Y香さん、言われたとおり盛り上げるように作ると・・・

今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

本当にルーペになった!!
樹脂が凸レンズになったというわけ。
ここまでは読んでいなかったが、ちょっと面白い効果になった。

今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

モチーフを下げるパーツのSとHはもちろん
シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)のイニシャル。
この文字パーツに開けられた穴にご注目。
おそらく作者のY香さんは、チェーンとこのパーツをつなぐ部分に
穴を開けてしまうことに疑問を感じたのだろう。

動物モチーフだとわかりやすいのだが
例えばウサギのペンダントを作ってチェーン通しのために穴を開ける場合
頭に穴を開けてしまうのはどうなのだろう、と悩むことがある。
そこでウサギに何か持たせてそちらに穴を開けたり
裏側に隠しでチェーン通しをつけたりすることがある。

文字パーツならば良さそうなものだが、それでも気になる人は気になる。
そしてY香さんはそのあたりをとても気にするタイプだと思う。
だが、この作品のように穴を多数開けてしまえばそれ自体がデザインとなる。
考えたな~!!
そして、この文字パーツには重要な役割がある。

今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

こちらが作者ご本人による着用画像。
ラリエットは1本のロープ状のアクセサリーで
長さがあるならば色々な巻き方をアレンジして楽しめるのだが
画像のように、「S」パーツを引っ掛けるフックに使うことが出来る。
他にも「H」パーツの上下がループになっているので
ここにS側を通すと言う方法もあるなあ。

推理小説よろしく、色々な要素が見え隠れする
大変興味深いアクセサリー。
実は、まだ他にも色々隠されていたりして?
        

今月の生徒作品ということで、1月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

今月の生徒作品2018年1月・名探偵☆ラリエット

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今月の生徒作品2012年3月・スノーフラワー

今月の生徒作品2012年3月・スノーフラワー

タイトル「スノーフラワー」
作者  輝子さん
制作者コメント 雪の結晶は以前作ったのですが
          身に着けている時に落として失くしてしまいとても悔しい思いをしました
          そこでもう一度作ることにしました
          以前のものよりしっかりとした雪の結晶ができたので
          今度は失くさないぞ!
          
技のデパート・輝子さんの作品は
雪の結晶モチーフのペンダント。
制作者コメントにある以前作ったけれど失くしてしまったほうは
シリンジタイプといって、注射器型の容器から搾り出す銀粘土で作られていた。
搾り出し口のカットによって形状や太さが変わり、細い紐を作るなどが得意だ。
ただし、粘土の途中に空気が入っているとそこで切れてしまったり
見た目に反して粘土を押し出すのに結構な力が必要で、女性など
手の力が弱い人には結構厳しかったりする。
また、細い線が作れてしまうためテクスチャとして何かに載せるにはよいが
これを構造とすると結構もろかったりするのもネックだったりと
一長一短である。

そこで今回は「失くさない」=途中で折れたり
チェーン通しのパーツが抜けたりといった
構造的な弱点を補いつつ、雪の結晶の形を出すものを目指した。
形を出すものとはどういうことかというと
ただ丈夫にしたいならば、たとえば六角形のプレートに
雪の結晶のスリットをあけるという方法もある。
この場合雪の結晶は「虚」としてのデザインになるが
丈夫でかついくらでも細い線が作れる。
ただし、輝子さんは「虚」ではなく「実」のデザインにしたかったので
結晶そのものの制作にチャレンジした。

今月の生徒作品2012年3月・スノーフラワー

以前のものに比べかなりしっかりはしているが
それでもこれだけ棒状のパーツが多いと
制作途中で折れることもある。
よく「乾燥体が折れると心も折れる」というのだが
この無常観は本当に何年作っていても堪える(涙)
だが、折って直した数だけ技術と心が強くなるのもまた事実。
輝子さんも最後まで本当に良く頑張った!
センターに入れた合成石がクリアやブルーではなく
シャンパンゴールドというのもちょっとひねっていて
なかなかニクイ。

今月の生徒作品2012年3月・スノーフラワー

実際の着用画像がこちら。
冬場は暗い色の服が多くなるのでよく映える!
とくにニットの時期はこれくらいのボリューム感が欲しいので
なかなか良いところをついたサイズだと思う。

今年の冬は寒いので、特にこのペンダントは
シーズンにマッチして出番が多いのではないだろうか。
アクセサリーでの雪は大歓迎だ(^^)

最後にもう一つ。
ディスプレイに使用した青いガラスのミニトレイは
輝子さんご本人の作品。
輝子さんは銀粘土以外にも色々なクラフトをしているが
ガラスフュージングも手がけている。
綺麗な青に浮く白いミルフィオリがちょうど雪の結晶のようなので
ディスプレイにもこれを使い
多くのお客様から好評をいただいた。

今月の生徒作品2012年3月・スノーフラワー

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今月の生徒作品2017年12月・必勝祈願

今月の生徒作品2017年12月・必勝祈願

タイトル「必勝祈願」
作者  由紀さん
制作者コメント ゼッケンをつけるピン&ブレスレット
          干支・達磨・卓球ラケット

細かいもの女王としてめきめき力をつけている
由紀さんの作品はゼッケンピン。
皆様はゼッケンピンってご存知だったろうか?
わたくしは知らなかったのだが、卓球やバドミントンの選手が
ユニフォームにゼッケンをつけるときに安全ピンを使うそうなのだが
そこにチャームをつけたゼッケンピンというものがあるそうなのだ。
この作品で始めてその存在を知り「ゼッケンピン」で検索をかけると
販売もされているということがわかった。

ゼッケンって縫い付けるのかと思ってたが
他にもマラソンや自転車レースなど、ゼッケンを安全ピンでつける競技は
結構多いらしい。

ただし、マラソンランナーである生徒さんによると
ランシャツにゼッケンを安全ピンで留めて20キロも走ると
ピンが肌に擦れて痛くなるそうだ。
・・・痛くないようにアンダーウエアを着てください、という感じだが
タイムに影響したりとか色々あるのだろうか。

さて、この作品は由紀さんが卓球部所属の息子さんのために作ったもの。
去年の干支の酉と必勝の達磨、それに卓球のラケットと
母の愛が詰まった息子さんへの贈り物だった。

今月の生徒作品2017年12月・必勝祈願

受け取った息子さんは大喜びしたものの
使う気配がない。
由紀さんが何故使わないのかをたずねてみると

「なくすと困るから」

・・・なんて可愛い息子さんなのだ!!
でも確かに、中学生男子からすると
銀のチャーム付きゼッケンピンは
なくすと困る逸品かもしれない。

そこで、チャームをブレスレットに付替えて
ファッションアイテムとして使えるようにしたのが
一緒に展示されているブレスレットというわけだ。

今月の生徒作品2017年12月・必勝祈願

これならなくしづらいから息子さんも安心して使えるだろう。

それにしてもこの小さな酉や達磨、卓球ラケットのなんと可愛らしいことか。
達磨は表情豊かだし、小さいわ、細かいわ。
お約束でサイズ比較用に1円玉を隣に。

今月の生徒作品2017年12月・必勝祈願

技術も素晴らしいが、やはり決め手は母の愛かな。
息子さんが羨ましい(^^)
        

今月の生徒作品ということで、12月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

今月の生徒作品2017年12月・必勝祈願

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今月の生徒作品2012年2月・ハートのギフト

今月の生徒作品20172年2月・ハートのギフト

タイトル「ハートのギフト」
作者  智子さん
制作者コメント 姪っ子にプレゼントしようと思い作りました
          ハートにピンクの石で可愛らしくしました
          楽しんで作れた作品でした

智子さんが選んだモチーフは王道のオープンハート。
うちの教室では「つなぐ」という基礎技術習得のため
一度は作っていただく作品だ。

ハートの下部をつながずにクロスさせたデザイン。
飛び出した部分にエッジをきかせることで
ハートの下側が緩やかなカーブになっていても
きちんと「ハート」に見える。
さらに、飛び出した部分に重みを持たせた。
下側のカーブが緩やかにしてあること
重みを持たせてあること
どちらもハートがひっくり返らないための工夫だ。

今月の生徒作品20172年2月・ハートのギフト

姪御さんへのプレゼントということで
埋め込んだ石もピンク。
画像では白く見えるが、淡いパウダーピンクが可愛らしい。
それにしても良く磨けている!
教室に入ってあまり時間が経たないころの作品と記憶しているが
やはりプレゼントとなると気合が入るのだろうか。

今月の生徒作品20172年2月・ハートのギフト

身につけるとこのような感じ。
7gでオープンハートを作るとそこそこ大きく出来る。

世界で一つだけ、自分のために作られた
オープンハートのペンダント。
姪御さんも喜んでくれたに違いない。


今月の生徒作品20172年2月・ハートのギフト

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今月の生徒作品2017年11月・フィッシング

今月の生徒作品2017年11月・フィッシング

タイトル「フィッシング」
作者  のぶおさん
制作者コメント 今回は鯉をイメージしたペンダントにしました
          元気な鯉が針に食らいつき
          釣り上げられるシーンを作品にしてみました
          水しぶきを白のビーズで表現し
          チェーン通しは釣竿をイメージしたものです

このところ、続けざまに力作を披露してくれている
のぶおさんの今回の作品は鯉。
なんといってもこの鯉の活きの良さ!

今月の生徒作品2017年11月・フィッシング

びちびちと跳ねている様子がリアルに感じられる。

最初、のぶおさんはリング状に作ったフレームの中に
この鯉を収めようとしていた。
だがそれでは、この生き生きとした動きを封じてしまうようで勿体ない。
ここまで動きのある鯉なら、むしろ釣り上げられているところでは?
と水を向けると

「!・・・ですよね!?」

どうやら、のぶおさんの中にもその案はあったようなのだ。
もしかしたら、市販のアクセサリーにあるようなスタイルに
しなければいけないのかな、と思考がしばられたのかもしれない。
いやいや、そこはご自分の信じた道を行きましょう(^^)

どうせなら釣り針で釣り上げられている感じで
と話をしているうちにのぶおさんの中でイメージが明確になったらしく
チェーン通しが釣竿になった。
しかも、チェーンが通る部分がリールになっている。芸が細かい!

今月の生徒作品2017年11月・フィッシング

そしてこの釣竿の反り具合。
釣られてたまるか!とばかりに暴れる鯉との
力勝負が良く表現されている。お見事!

一見アクセサリーと関係なさそうな
釣りのワンシーンが素敵なアクセサリーになった。
この柔軟性、この表現力。
独特の視点と世界観をお持ちなので
今後の活躍が楽しみだ。

個人的には、のぶおさんはマラソンランナーなので
何らかの形でマラソンが作品になる日を楽しみにしている。
        

今月の生徒作品ということで、11月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

今月の生徒作品2017年11月・フィッシング

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今月の生徒作品2017年10月・風にゆれる

今月の生徒作品2017年10月・風にゆれる

タイトル「風にゆれる」
作者  京(けい)さん
制作者コメント テクスチャの表現にこだわって制作しました
          側面を曲線にすることで
          本体のゆれ感を楽しめるものに仕上げました

このところめきめき腕を上げている京さんの作品。
最近、京さんは「テクスチャ(質感)」に着目している。
テクスチャの多彩さを表現しやすいというのは銀粘土の長所の一つなので
なかなかいいところに目をつけてくださった!

この作品の内側の印象的なテクスチャは
ぐしゃぐしゃに丸めたアルミフォイルでつけてある。

今月の生徒作品2017年10月・風にゆれる

同じ作業を繰り返しても、アルミフォイルの丸め具合や
力の入れ具合によって、完全再現は出来ない
一期一会のテクスチャだ。

今月の生徒作品2017年10月・風にゆれる

裏側は鏡面仕上げにしてあって
コメントにもあるように、ゆるやかにつけたカーブのおかげで
身につけると風に吹かれるかのごとくゆらゆら揺れ
また、揺れ具合で裏側の鏡面部分が見えることにより
内側のテクスチャとの美しいコントラストを見せてくれる。
シンプルではあるが、一切妥協のないこの仕上がりは
まるで茶室に活けられた一輪の花のごとき
侘び寂を感じさせられる。

京さん、すごい世界の扉を開いてしまったなあ!(笑)

チェーン通しのめがね留め、ビーズを留める釈迦玉を作るバーナーワークと
新しい技術も色々学んだこの作品。
ビーズを選ぶのにものすご~い時間をかけながら
苦悶の表情を浮かべていたのを良く覚えている。

ビーズを選ぶのなんて楽しいでしょうよ!と思ったのだが
よくよくお聞きしてみると叔母様への初めてのギフトだったそうだ。
いつまでも若々しくいて欲しいという叔母様への願いがこもった
渾身の作品。
きっと、叔母様は大切に使ってくださっているだろう。


今月の生徒作品ということで、10月一杯作品展示ブースに展示中。
(※叔母様のご好意で今月お借りできることに!!)
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

今月の生徒作品2017年10月・風にゆれる

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今月の生徒作品2012年1月・溢れる想い

今月の生徒作品2012年1月・溢れる想い

タイトル「溢れる想い」
作者  俊行さん
制作者コメント 羽に思い入れがあり
          銀粘土でしかできないような羽を追及して作っていくうちに
          気づけばこんな羽が完成しました
          大きさもさることながら精密に彫られた線をご覧ください

制作者コメントから「え?大きいの?」と思われた方
あなたは正しい。

今月の生徒作品2012年1月・溢れる想い

サイズ比較に置いたのはiPhone 4s。お、大きい!

今月の生徒作品2012年1月・溢れる想い

画像は制作者本人なのだが、決して小柄ではない男性の腰に下げてこのサイズ。
銀粘土作品にあるまじき(!)大きさである(笑)

完成重量で200gあったので、一体どれだけの粘土を使ったことか。

わたくし自身は師匠から

「作ろうとしているものが、本当に銀で作る必要があるのか良く考えなさい」
(=アクセサリー以外のものは、それに適した素材があるので
やたら大きなものを作るな、コストを常に意識しろ)
と育てたれたので、銀粘土で大きいものを作ることは勧めないのだが

「一度デカいものを作ってみたかった」

ということで制作に踏み切ったそうだ。
材料費もハンパなく掛かっているはずだが
あらゆる意味で勇気あるなあ(笑)

画像が不鮮明で羽の彫りをお見せできないのが残念だが
ご本人が思い入れがあると言っているだけあって
1本1本、大変丹念に彫られている。
小さく作るのは勿論技術が必要なのだが
ここまで大きくするとまた逆に高度な技術が必要。
ちょっとしたフォルムや線の歪みがすぐにわかってしまう。
強度的には心配がないので思い切りよく攻められるとはいえ
このサイズで違和感なくきっちり羽を仕上げたのはやはりお見事。
これ!という思い入れのあるモチーフってやはり大切だ。

材料費がかかりすぎるので、講師としてあまりお勧めできないが
展示映えは超一級。
作者の思いが溢れる
世界一豪華な銀の羽になった。

今月の生徒作品2012年1月・溢れる想い

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今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

タイトル「ザ・パズル」
作者  良子さん
制作者コメント シルバーでジグソーパズルを作りました
          チェーンの通し方で
          縦でも横でも使えるようにしてあります
          ぴったり合って嬉しかったので
          お揃いのピアスも作りました

作品が「可愛い」より「カッコいい」寄りの良子さんが
作品モチーフとして選んだのはジグソーパズル。
パズルもアクセサリーにするとカッコいいのだなあと
改めて認識させられた作品だ。

さて、今回の作品はちょっと異色。
というのは、普通はモチーフをどう作るかというところに
苦心してもらうのだが
今回の彼女の作品の出発点は「型取り」。
シリコンや樹脂で型をとって粘土を成型する
という技術をマスターしてもらうためのもの。
どういうときに使うかと言うと
例えばまったく同じデザインのボタンを5つ作りたい
なんていう時に、自分で原型を作って型を取り
そこに銀粘土を詰めて乾燥させれば
ほぼ同じものを量産できると言うわけ。
好き嫌い、得意不得意の分かれる技法で
わたくしはあまり好きではないので
ボタン5個なら5種類デザインを変えてしまう(笑)が
やはり技術としては知っておいて損はない。
というわけで、実際のジグソーパズルのピースを原型に
型を取り、銀粘土を詰めて「銀製のジグソーパズル」を作った。

これをチャームとして単独でぶらさげても
もちろんアクセサリーとして成立するのだが
それでは面白くない。

「どうせなら2個つないで動くようにしたら?」

とヒントを出すと最初は

「えー!面倒くさいじゃないですか!!」

と言ってらしたのだが(笑)結局はチャレンジすることに。
果敢に挑戦したところに成長振りが見て取れる。
多分3年前なら提案しても断られた気がするが

「面白そうだからトライしてみよう!」

と思えるところが既に進歩。
そして見事に完成させてくださった。

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

わざとたるませるとこんな感じ。
パズルのピースがつかず離れずと
微妙な距離感を保つ(笑)
どうなっているかというと

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

ピースの裏側に小さなパーツを付け
ここにニコイル(二重カン)を通して
動くけれど離れないようにしてある。

この部分、丸カンを閉めただけだと力がかかると開いてしまう。
裏側で見えないので、この方法が一番簡単で確実。
ただし、良子さんは現在ロウ付け(溶接のようなもの)の特訓中なので
次にこのようなギミックを作る時には
丸カンをスッキリロウ付けにするかもしれない。

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

チェーンを留めるためのパーツもこのようにつけてあるのだが
同じパーツが手前にもう一つあるのがおわかりだろうか。
画像左側のチェーンを外して点前のパーツに留めかえると
チャームを縦長につかうことができる。
これもなかなか心憎い工夫だ。

そしてお揃いのピアス。

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

良子さんの職場はアクセサリー禁止ではないが
着用のための規則が色々あり
ピアスやイヤリングはスタッドタイプ
(耳たぶにはりついて、下がったり揺れたりしないもの)のみOK。
というわけで今回スタッドタイプを自作。

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

ピアスの針に純銀線を使用したことで、銀粘土に埋め込んでの焼成が可能。
これも慣れないときっちり固定するのが難しい。

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

ピアスとネックレスのサイズバランスはこんな感じ。
いいじゃないか~!!!

今回、出だしは簡単に終わるかと思わせた「型取り」だったが
新しい技法をいくつも組み合わせて結構大変なことになった(笑)
だが、苦労の甲斐あって素晴らしいセットジュエリーが仕上がった。
クラス内でも大変な評判で

「型に埋めました!出来上がり!」

では味わえなかった満足感ではないかと思う。
ただ、山のようなジグソーパズルの中から
かっちりはまる二つで形が気に入るものを探すのは
結構な苦労だったようだ。
・・・そこは気づかなくてゴメンネ~(^^;)      

今月の生徒作品ということで、9月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

今月の生徒作品2017年9月・ザ・パズル

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今月の生徒作品2011年12月・Venus

今月の生徒作品2011年12月・Venus

タイトル「Venus」
作者  玲奈さん
制作者コメント 夜明けが来ても最後まで輝こうとする
          「明けの明星」をイメージしたロングピアスです
          コンセプト上、星のモチーフは一つにとどめて
          目立たせたかったので
          左右アシンメトリーなデザインにしました
          ブルーのキラキラしたサンドストーンで夜空を・・・
          2色のグラデーションが綺麗なチェコビーズで
          朝焼けを表現してみました
          どんなパーツも作れるものなら作ってしまう
          先輩方を見習い
          ビーズに合わせるパーツも銀で作ってみました

制作者コメントがきっちりまとまっているので
これ以上の解説は必要ないかもしれない力作。
では、順番に見ていこう。

今月の生徒作品2011年12月・Venus

チェーンのすぐ上のビーズパーツ。
八条の星が彫ってある。
下に下げているチェーンは長さも種類も
違うものだが、揃えていないことで独特のリズムが。

今月の生徒作品2011年12月・Venus

星空をあらわすビーズの上下にも星を彫ったビーズ。
小さな粒をあしらったりと、細やかな細工が施されている。

今月の生徒作品2011年12月・Venus

そしてこのピアスの主役「明けの明星」。
五芒星の作りが面白い。
部分的に筋を入れたり、いぶしをかけて
アシンメトリーに仕上げる時に最高の効果を発揮する。
作る時からここまで読んでいたようで、この構成力がとにかく素晴らしい。

今月の生徒作品2011年12月・Venus

実際に着用するとこんな感じ。
インパクト充分で、お洒落な玲奈さんにピッタリの
すてきなピアスに仕上がった。


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