PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

春のプレート~第1回~

春のプレート

2011年に開催したポーセリンペインティングのグループ展での課題作品。
参加者全員をくじ引きで春夏秋冬の4グループに分け
それぞれ日本の「春」「夏」「秋」「冬」をテーマに
各自が同じ四角い皿を描く、というお題だった。

わたくしがひいたテーマは「春」。
春の花や春の風景は多分他に描く人がいるだろうから
絶対誰も描きそうもないものにしよう、ということで
人生の「春」の時期にあたる若い女性を
日本の各年代ごとにイラストチックに描いてみよう、というコンセプトでスタート。

何回かに分けてご紹介するので、よろしければお付き合いいただきたい。

トップバッターは古墳時代。

古墳時代(古墳島田)

古墳島田、と呼ばれる独特の髪形。
相当髪が長くないと結うのが難しそうだ。
耳輪に頸珠(くびたま)と、日本の歴史の中では短い
アクセサリーを付けていた時代。
むしろ現代の洋服に近い感じがするのが面白い。
ちなみにこのころの男性の髪形は美豆良(みづら)という
両耳の脇で束ねたスタイル。
ヤマトタケルノミコトをイメージするとわかりやすいだろうか。

お次は飛鳥時代。

飛鳥時代

唐から仏教とさまざまな文化や技術が伝来した頃。
このファッションは高松塚古墳の壁画で有名(?)な女官の朝服。
翳(さしば)と呼ばれる柄の長い団扇がエキゾチック。
前髪をちょっとつまんでポンパドールにしているところなど
むしろ現代チックに感じたりする。

さて、翳(さしば)に桜があしらってあるがこれはデザイン上のウソ。
日本で花と言えば桜を指すようになったのは平安時代以降で
奈良時代くらいまでは花と言えば梅だった。
この翳(さしば)が国産なら桜ではなく梅模様だったろうし
唐渡の品ならば何か違う花だったかも。
今回このプレートに登場するキャラクターをつなぐものとして
「桜」を使ったので、時代は無視して桜をあしらってある。
ちなみに背景にもよく見ると桜の花びらが飛んでいる

花びらが・・・

実はサインも・・・。

サイン

それでは続きはまた次回。

2011年8月 制作
関連記事
web拍手

| 描いちゃいました・ポーセリン | 05:55 | TOP↑|

PREV | PAGE-SELECT | NEXT