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みかん

みかん

ボタニカルアートの2作目、みかん。

ポーセリンの生徒さんの中に果樹栽培の趣味を持つという
素敵な旦那さまをお持ちの方がいらして
教室にやれ桃だいちぢくだ柿だりんごだと
色々なものを持ってきてくださる。
ある日は

「はい、先生。お家で旦那さまと
 思う存分みかん狩りを楽しんで(^^)」

と、枝葉付きのみかんを持ってきてくださった。

みかんが重すぎて、生えている状態では描けなかったが
ボタニカルの先生にお伺いを立ててみると
机の上に置いた状態で描いてもよい、とのことだったので
挑戦してみたのがこれ。
いただいた枝は葉っぱも実ももっとわさわさしていたが
そのままだと何が何やら状態なので
みかん、とわかるように多少間引きした。

いやあ、楽しいv
どうもわたくし、花より団子というか
食べ物を描くと燃えるたちらしく(笑)
ポーセリンでも薔薇より苺の方が燃えるんだよなあ。

ポーセリンペインティングは、アートの部分もあるが
食器に描くときにはプロダクトデザインの側面を忘れてはいけない。
絵として美しいことはもちろん必要なのだが
何より、それを使って食事をしたりお茶を飲んだ時に
いかに豊かな時間を過ごせるか、ということが大事だと思う。
なので、展覧会出品作を除いて
花や果物は基本的に実物より小さく描く。
想像してみて欲しい。
ティーカップに薔薇を実寸で描いたら
かなり強烈なことになるし
実物より大きく描いたらそれはもう現代絵画だ。
展覧会ならアリだが実際に使う食器にはあまり勧められない。
そして、リアルであるかどうかより美しいかどうかが優先される。
こんな細い茎じゃ花を支えられないよ、というバランスでも
その結果優雅で美しく見えるならば
それは許される絵画上のウソなのだ。

それに対してボタニカルアートの場合。
もともとは写真がなかった時代の植物図鑑用の絵なので
基本的には実物大。
大きな花や実を描きたければ大きな紙を使う。

ただ、白い絵具は使わずハイライトは紙の白さを使うなど
ポーセリンペインティングとの共通点もたくさんある。
こんな食器があってもいいよねぇ、など
将来のセルフコラボレーションを夢見つつ
まずは頑張って腕を磨かないと(^^)

水彩紙に透明水彩
2013年10月 制作
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