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冬

5月31日に終了した「正方形展」に出品した作品。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

シリーズラストは「冬」。
おやつが決まらず一番苦労したのがこれ。
ホットココアもおしるこも素敵な冬のおやつだと思うが
どちらも家の中で楽しむおやつのイメージ。
室内風景にして窓の外が雪景色、という方法も考えたが
他の3つに比べて季節感が弱まる。
外で食べても不自然じゃない冬のおやつ・・・と
考えに考えてたどり着いたのが鯛焼き。
何故なかなか鯛焼きにたどり着かなかったかというと
自分の中で鯛焼きは1年中いつでもオッケーなおやつだからだ!(笑)

蓋開け

グレーの空に雪が降り、葉を落とした木に雪が積もっている
という構図は割と早く決まった。
今年は大雪が降ったので雪景色がリアルだったせいかも。
ただこれ、木を先に切りだして
枝の間に雪を積もらせる、という実際と同じスタイルにしたので
雪パーツの貼りつけが物凄く大変だった。
雪が降り積もる部分を最初からのりしろにして木を切りだせば
貼り付けは楽になるのだが、微妙なズレが命取りになる。
そんなわけで無茶に挑んだが、どうにかなって一安心。

この作品のみ、ピョンタ以外の登場人物(?)が。
鯛焼きって、「寒いね」とか「美味しいね」とか
言い合いながら食べるのが美味しいおやつな気がするので。
美味しいものは何でもそうかもしれないが
冬と言う季節を暖かく感じるからなのか。
お花見団子、アイスキャンディー、焼き芋、鯛焼きなら
焼き芋と鯛焼きが「美味しいね」効果がひときわ高い気が。
焼き芋は、秋のメランコリーも感じて欲しいので一人で。
冬の鯛焼きは分け合う楽しさも感じてもらおう。
・・・もっとも、雪だるまに暖かい鯛焼きをあげたら
溶けちゃうじゃないか!という方向に話を持って行くと
一気に物語がブラックになるので、そこはファンタジーということで。

この作品で一番苦労したのは鯛焼きの模様。

鯛焼きと袋

去年、細いラインをペンで描いたらそこだけ質感が変わってしまったという
苦い経験があるので、今回は極力紙で!という目標を最初に立てた。
そこで、鯛焼きは下に濃い色の紙を置き、上の紙に開けたスリットから
下の色を覗かせる方法をとった。
がさがさした感じが鯛焼きの皮の質感っぽくなって満足。
でも、時間がない中鯛焼きの模様を彫っている自分は
絶対バカだよなあ、と妙に我に返ってしまう瞬間があった(^^;)

鯛焼きの袋はピケと言う紙を使った。
縦にすじがはいっているので、なんとなく昔懐かしい紙袋の風合いが。

そして、ダッフルコートの前を留めるトグルは3つとも別の形になっている。
多分誰も見ていないのだけどこの方が自然なので。


今回は1点も売れずにすべて手元に戻ってきた。
ダーリンは

「ヤッタ!これで家に飾れるね!(^^)」

・・・売れなかったことを喜ばれるのもちょっと複雑なのだが。


今回はダーリンが家で闘病生活中だったので
リタイヤしてしまおうか、と思わないこともなかったのだが
ちょっと頑張ればどうにかなりそうだったことと
過去の経験から、長くなりそうな闘病生活の場合
看病する側が倒れてしまうと共倒れなので、無理の無い範囲で
息抜きや趣味のことは続けられるなら続けた方が良いと思ったこと
何よりダーリンがこの作品を楽しみにしてくれていたので
どうにかクリアしてしまった。
別の意味でもちょっと忘れられない作品になった。

そして、会場でお目にかかった見知らぬ紳士にはこう言われた。

「これ、あなたが作ったの?このウサギ、あなたにそっくりだねぇ(^^)」

その後なぜ人物画や彫刻、人形は本人がモデルでなくても
制作者に似るのか、という話で延々盛り上がったのだが
四季を問わずおやつを手放さないところは
間違いなくわたくしの分身かもしれない。

これにて、今年の正方形展出品作紹介は終了。
お付き合いいただいてありがとうございました。

ペーパークラフト(CDケース、色画用紙)
2014年5月 制作

140525正方形展


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