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人と言う字は・・・

「人と言う字は人と人が支え合って・・・」

とは、かの学園ドラマ・金八先生での名台詞。

では船の場合は?
船と言う字は、舟扁に八、そして口。

唐突だが、聖書に出てくる「ノアの方舟(はこぶね)」の話をご存知だろうか。
地上に増え、神を信じず悪い行いをする人間に神が怒り
人間を滅ぼすことを「神を信じた正しい人・ノア」に告げ
方舟を建設するよう命じる。
ノアと家族、地上のすべての動物のつがいはこの方舟にのるが
それ以外の地上の生き物は40日に及ぶ洪水で滅ぼされた、という話。

この時のノアの家族はノアとその妻、それに3人の息子と各々の妻で合計8人。
つまり「舟」と「八」人の「口」はノアの方舟を表していると。

では、なぜ漢字に聖書の物語が?
ここでまた聖書の話になるのだが、バベルの塔の物語がある。
人々が天まで届く高い塔を建設しようとした。
これが神の怒りに触れ、同じ民、同じ言葉だからこのようなことを考える、と
言語を乱し、通じない言葉を話させて各地に散らした、という話。
この時に中国に飛ばされた人間がノアの方舟の物語から
舟と言う字を作ったのではないか、と。

この話をしてくれたのは銀粘土教室の生徒さんなのだが

まさかアメリカ人から

漢字の成り立ちを教わるとは

思わなかった!

残念ながら冒頭の「人」と言う字は人が腕を垂らして
立っている姿の象形文字
「船」と言う字も「舟」が意符「八」と「口」を並べた字が「えん」と言う音を持つ
音符の形声文字※で「えん」が「せん」に変化した
・・・というのが実際らしいので
助け合うのもノアの方舟由来も俗説、というか真実ではなさそうなのだが
妙な信憑性があって面白いなあ。

むしろ、年号暗記の語呂あわせのように
こじつけのストーリーを作っちゃったら
小学生や外国人が漢字を覚えやすくならないかな
なんて考えたらマズイだろうか(^^;)

※形声文字
漢字の造字法のひとつで、既存の文字を組み合わせて
一方が意味、他方が音を表すもの。
「船」の場合は「舟」が意味を表す意符
「八」と「口」を並べた「えん」が音符で
この「えん」が「せん」に変化したらしい。
なお、漢字の90%はこの形声文字だそう。

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