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空色ウサギ

ひさびさに銀粘土作品のご紹介。
といっても、今回はどちらかといえば副素材がメイン。

空色ウサギ

何度か実験室でもご紹介しているが
銀粘土の講師仲間と定期的に勉強会を開いている。
今回の実験テーマにしたのが「ビー玉」だ。

ガラスとの複合作品は珍しくなく
特にガラスフュージングで使う「ダイクロックガラス」という
裏に箔を貼ってある綺麗なガラスを使うことが多い。
ただし、ガラスはそれ単独で工芸作品として成立する世界で
こちらはこちらで膨張係数だとか、温度上昇や下降のタイミングだとか
難しい問題が山積みである。

で、今回の「ビー玉」。
実は、日本貴金属粘土協会の中部支部だったかな?に
ビー玉との複合作品を作られている先生がいらっしゃる。
5月の協会展の時、裏をフラットに削ったビー玉を加工用素材として販売されていて
これは是非勉強会で実験テーマに!と買って帰ってみたら
皆さんノリノリでやってみよう!ということに。

最初の一歩の実験なので、とりあえず簡単なもので、と
4人でそれぞれ作ってみたのだが
当然わたくしはウサギ一択。

ガラスが綺麗!

普通ガラスと同時焼成する時には徐冷と言って
ある温度からある温度まで下げるのに1時間かける、など
相当の気を使わないとひびが入ったりするのだが
ビー玉は焼成後そのまま釜から出すなど
本当に銀粘土そのままの扱いで大丈夫。
唯一気を使ったのは、ガラスが炉床につかないよう、
裏側にガラスが露出しているデザインの作品は
下にセラミックシートを敷いたくらい。

裏側

わたくしの作品の場合、裏側は銀粘土で覆ってしまったので
セラミックシートもなしで本当に銀粘土と同じ状態で焼成。

とにかく、難しいことを考えず、普段通りで大丈夫なところが良い。
今回青、緑、黄色の3色で実験したところ
青と緑はそのままの色で仕上がり、黄色は変色した。
黄色と赤は銀と反応して変色しやすいと言われているが
実は今回の黄色、オパールのような複雑な色に変化し
むしろ元の黄色より高級感が出たのでは?と言う仕上がりに。

これなら生徒さんにも新しい方法として紹介できそうだ。
異素材を使うのも楽しいものね。

着用イメージ

実際に着用するとこんな感じ。
持っていた水色の革紐とビックリするくらいマッチした。
・・・しまった、これ、クマで作っておけば
うちの義妹ちゃんピンポイントでツボになったはずなのに惜しい!(笑)

ビー玉と同素材(ソーダガラス)ならいけるはずなので
今後勉強会ではおはじきなどでも実験を続ける予定。
あまり大きいものだと今回のようにはいかないかもしれないが
アクセサリーに使えるものだとある程度大きさが限られるので
そのあたりも見極めてみたい。

ところで今回の作品タイトル
「ガラスのうさぎ」も「青いうさぎ」も
某有名作品とかぶるので、このような名称に(^^;)

PMC3、ビー玉(ソーダガラス)
2014年 9月 制作
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