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2014チャームスワップ・Kenyan Design

2014チャームスワップ・Kenyan Design

Kenyan Design:From cloth to silver
作者 Chadさん
この作品をもらったラッキーな人 良子さん

2014年チャームスワップ出品作。
チャームスワップについてはこちらを参照。

タイトルがすべてを語り尽くしているとも言えるこの作品。
作者のChadさんが美しい、と思ったケニヤの布の柄を
銀粘土でペンダントに仕立てた。
柄のデザインから創造するに、おそらくオリジナルは織物だろう。
民族調でありながら、大変モダンなジオメトリックパターンだ。

技術的には、銀粘土を板状にして乾燥させ、傷がない程度に表面を磨く。
そこに鉛筆でパターンを描き、平面で残す部分にマスキングシートを貼る。
シートを貼っていないスペースに、ペースト状にした銀粘土を筆で乗せる。
乾燥したら、マスキングシートを剥がして焼成、研磨。

この時のペースト状粘土はテクスチャだけで強度には関わらないので
今までの制作ででた粘土のかけらを水に溶いたものでOK。
銀粘土の本によってはパーツとパーツの接着をペースト粘土で、と
書かれているものを多く見るのだが、経験上強度に不安があるので
のり代わりに使うのはお勧めできない。
こういったテクスチャとして使用するのが安全な方法だと思う。
また、人気の使い方として植物の葉に何層も塗って乾燥させ
葉脈を写し取るという技法がある。
これはペースト粘土の得意技なのだが、古い乾燥してしまった粘土の
再利用の場合、ペースト粘土として売られているものに比べ
やはり輝きがいまひとつという問題があるので
作るもの、仕上げたい状態によって使い分けが重要だ。

話を作品に戻そう。
プレートのエッジがいびつで左右非対称なのはもちろん狙い。
きっちり仕上げることも可能だが、そうすると
普通のジオメトリックパターンになってしまうところ
このいびつさによって民族調のイメージ
もっと言うと、はるか古代の遺跡から発掘されたかのような
野性味が加わる。
Chadさんのデザインポリシーは「ワイルド、マスキュラン」なので
ばっちりの仕上がりだ。

さて、これを受け取った良子さんは
性格はさっぱりだが、女性的な顔立ちのレディだ。
ではこのワイルドでマスキュランなアクセサリーがアウトかというと
これが不思議なもので「甘味に塩ひとつまみ」の如く
却って女性らしく仕上がったりする。
ただし、どの程度メンズアイテムを入れたら素敵になるかは
その方のタイプによるのでいろいろ実験してほしい。
思いっきりメンズ寄せが似合う場合は
ごつい皮のチョーカーや太いチェーンに合わせて
まるで彼氏や旦那様のペンダントを借りてきました
という感じがはまると思うし
そこまでメンズ度を上げないほうがよい場合は
細めのチェーンやビーズを合わせてバランスをとったり。

アクセサリーというものは、作るほうも真剣なのだが
使う側にも研究が必要なのだ(笑)
さて、良子さんはどんな風に使ってくれるかな?

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