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光琳に捧ぐ

光琳に捧ぐ

先日の展示会のために描いた、4枚の連作。
タイトルの「光琳」とはもちろん琳派の始祖・尾形光琳だ。

ある日、父が録画していた番組を見るともなしに眺めていると
光琳の紅白梅図屏風について話をしていた。
中央の川は、描かれた時には銀を使っていて
硫化させた黒い部分と光琳渦の銀色がすばらしいコントラストを見せていた、と
復元予想図(?)が示されていた。
確かに銀の水流を湛える黒い川は、今見ても大変モダンだった。

その日の夜、ぼーっとお風呂につかりながら

あれ、お皿で描いたらどうかなあ?
何枚かつなげて、紅白の梅の変わりに季節の花をあしらったら
結構いいものになるんじゃないかな・・・?

と思いついたのが、そもそもの発端。

ただ、自分ではいい案!と思いつつ
調べてみると、水流に花、という意匠は江戸時代からかなりポピュラーで
着物や帯に良くあるものだったらしい。
着物が趣味の方だったら既に目にしたことがあったかも。
まあそれはそれで良いか、と自分なりに描いてみた。

光琳に捧ぐー春ー

春ー桜と牡丹ー

光琳に捧ぐー夏ー

夏ー鉄線と藤ー

光琳に捧ぐー秋ー

秋ー紅葉と小菊ー

光琳に捧ぐー冬ー

冬ー紅白の椿ー

花の季節割り当てが怪しい部分もあるのだが
色と形のバランスを考えてこういうことになった。

ちなみに、写真では春-夏-秋-冬で並べてあるが
夏-秋-冬-春のように、スタートを変えても
季節の順番を間違えなければ繋がるデザインにしてある。

皿の絵を繋ぐ、というのはあまりないようなので
生徒さんたちにもご来場のお客様にもおおむね好評で嬉しかった。

なお、この作品のセールスポイント(!)は
展示の時のように並べて置くと、花がない時の
テーブルセンターピース代わりにも使えるし

テーブルセンターピースとして

ばらばらにして銘々皿としても使える、ということ。

銘々皿として

展示会の時は実用性より見て楽しんでいただくこと重視で制作するわたくしとしては
珍しく(!)使える作品になったような気がする(笑)

2015年4月 制作
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