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CC project 2015・5枚の花弁~育ちゆく苺~

以前ご紹介したCC(クリスマスケーキ)project 2015の作品を個別にご紹介。

5枚の花弁~育ちゆく苺~

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5枚の花弁~育ちゆく苺~
作者 由紀さん

赤い実見~つけた!!
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日本においてケーキと言えば苺!!
ある意味王道中の王道であるモチーフを選んだ由紀さん。

ただし、苺は小振りで花がメインになっている。
ここにはちょっとした事情が。

この展示に関してはちょっとしたいわくがあるのは
以前もご紹介した通りなのだが
その中で一時的に「作品はすべて指輪にする」という縛りがあった。
由紀さんは日頃それほど指輪を使用しないのでネックレスを作りたかったが
展示会のため、ということでデザインを指輪に変更することを了承してくれた。
その時の案としてはここでメインモチーフになっている葉と花の指輪から
小さな苺が下がって揺れるというもの。
指輪に動くモチーフをつける場合、あまり大きいと邪魔だし危険。
想像して欲しい。手を振るたび、拍手をするたび、
銀のおもりで手の甲を強打されることを!!
そんな自虐的なアクセサリー、イヤすぎる・・・
というわけで現在のサイズバランスを決めて制作に入ったところ
前述の様々な問題が起こったため展示会出品はとりやめ
それと同時に指輪縛りを解除した。
由紀さんが最初の希望通りネックレスを作ることになった時には
モチーフはある程度形になっていたのでそのままネックレスに仕立ててもらった。

ある意味、今回の騒動(?)で一番影響を受けてしまったのが由紀さんなのだが
最初からネックレスだったら苺が大きく、花は小振りという
良く見かけるサイズバランスにしあがっていたかもしれない。
ネックレスにした時に明らかに問題のあるサイズバランスならば
何か変更を考えて提案したかもしれないのだが
今回は苺より花を主役に据えたことで
むしろ大人っぽい作品に仕上がるという怪我の功名になった。

クラスでのデザイン指導では、最初は何を作るか考えず
形だけを詰めていくようにしている。
というのは、最初から「ネックレス」「リング」と決めると
それを作りやすい形に流れて、思考の幅が狭まるからなのだ。
もちろん、たとえば「リングを作る」といったことを
スタート地点にデザインを考えていくこともあるのだが
今回の由紀さんの件は、はからずも

「一旦何(のアクセサリー)にするかは忘れてデザインだけ考えましょう」

という方法の利点を再認識した気がする。
今後指導の中で、出来上がったアクセサリーを他のもの
例えばネックレスを指輪に、あるいはその逆
というデザイン展開を考えてもらうのも面白そうだ。

あらためて作品を見てみよう。
花と葉。

5枚の花弁~育ちゆく苺~

めしべの台(と言っていいのか・・・)がこんもりと丸くなってる感じが
とても良く出ている。ここに200~400本のめしべがあって
これが将来苺のつぶつぶに。
そしてこんもりと丸い部分が果肉になる。
葉の反り返りのカーブも実に美しい。
こういう内側は磨くのが大変なのに、手磨きでよくぞここまで頑張った。

5枚の花弁~育ちゆく苺~

苺の実、ここまで拡大しても耐えられるほど綺麗!!
パーツとつなぐ部分、茎をくるんと巻く形で
モチーフを壊さないデザインが良い。
ここは細くて成型の段階で壊れやすいのによく頑張ってくださった。

苺の実の赤と葉の緑がそのままクリスマスカラーになっていて
それをイメージさせる色ビーズ、それに朝露のような
ティアドロップ形のクリアビーズをあしらったところが
ネックレス全体をよくまとめている。
このあたりは由紀さんのセンスの良さに他ならない。

色々な困難(?)を乗り越えて作り上げた素晴らしい作品。
苺のシーズンは路地ものを含めると結構長いので
長く楽しめるアクセサリーになった。

☆ 2016 4/17~4/30「 まで JOYFUL-2 新田店 B教室前ブースにて展示中!
  是非実物をご覧下さいませ。

5枚の花弁~育ちゆく苺~

クリスマスケーキプロジェクト2015
・フェアリーブーツ(輝子)
・ぐうたらサンタ(伸行)
・スキーでジャンプ(良子)
・ゆき丸(亜理沙)
・Gift for a King(Chad)
・凍(友代)
・雪うさぎ(千恵美)
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