PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

2016チャームスワップ・Full moon

Full moon

Full moon
作者 Chadさん
この作品をもらったラッキーな人 Rika-C

2016年チャームスワップ出品作。
チャームスワップについてはこちらを参照。

竹林から見上げた満月を表現した作品。
ベースとなる板状粘土に竹と笹の葉を貼り付け
燻(いぶ)しで闇を、オパールで満月を表現した。
墨絵を思わせる静謐さのある作品だ。

アメリカ人の彼が侘び寂びを表現したことに脱帽!
和の美に目を留めてくれたことを嬉しく思うし
日本人として負けていられないわ(笑)

彼の好みとして「遺跡から発掘されたような」
ラフなテクスチャや原始的、民族的な形状があり
背景になっているプレートの自然な歪みは
彼の美学とも、モチーフとなっている竹林の「自然」とも
素直にマッチしている。

Full moon

世界観を壊さないよう、チェーン通しは裏側に隠した。
今回は教室内のチャームスワップで、誰が受け取っても
アクセサリーに仕立てられるので問題がないが
販売を考える場合はチェーン通しが狭すぎて
市販のチェーンが通らない。
(チェーンそのものは通るが、引き輪とダルマ板が通らない)
彼は将来販売を考えているので
このあたりを今後の課題にしてもらおう。
彼が今回作ったチェーン通しパーツより少ない粘土量で
市販チェーンを通せるチェーン通しは制作可能なのだから。

ところで自宅で制作中、彼の奥様とお嬢さんからは

「(オパールが)月に見えなーい」

と言われ、少々凹んだらしい。
そう、男性作家にとって娘さんは世界一厳しい批評家らしい。
先輩男性作家・談

教室内では全員が問題なく「月」と認識できたのだが
アートに携わらない(この場合彼の奥様とお嬢さん)人の意見には
時々大きなヒントが隠れていることがあるので無視することは出来ない。
なぜなら販売を考えた時、購入するお客様の大多数は
アートに携わらない人なので、作家の独りよがりでは成立できないからだ。
ここがアートデザインとプロダクトデザインの大きな違いで
どちらに進みたいかによって、視点を変える必要がある。
アートデザインなら、むしろ100人中98人に酷評されて
残り2人に大絶賛されるものが名作だったりする。
わたくしもコンテスト出品作は

「これあげる、と言ったら『いらない、こんなの!』と言われる作品じゃないと」

と師匠によく言われたものだ(笑)

今回、奥様とお嬢さんに「月に見えない」と言われた理由は
おそらくオパールの位置。
竹林、月といった具象モチーフでなければ
絶妙な面白い配置だと思うのだが
オパールをあと2ミリ左に寄せて
月の右側に背景が見える余白を作ってあげれば
もっとすんなり月に見えたのではないだろうか。
何を優先するかは大変難しい問題だ。

今後の課題がいくつか見えたが
これ自体、大変良い作品であると思う。
制作意図を壊さないよう、どんなアクセサリーに仕立てようかな?

・すけすけリンゴ(Y香→Massayo)
・無題(Massayo→Y香)
・結 ribbon (由紀→伸行)
・再生(伸行→輝子)
・えんぎざる(輝子→香百里)
・unikko(香百里→よしこ)
・続・お魚プクプク(よしこ→Chad)
・A Happy New Monkey!(Rika-C→由紀)
関連記事
web拍手

| 生徒作品 | 05:55 | TOP↑|

PREV | PAGE-SELECT | NEXT