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今月の生徒作品2016年10月・サクラサク

サクラサク

タイトル 「サクラサク」
作者   由紀さん
制作者コメント あなたなら大丈夫
          努力を信じて!!
          春を待っています

タイトルとコメントでピンと来る方もおいでかもしれない。
この作品は、去年受験生の母だった
由紀さんの当時の気持ちと祈りが込められた作品だ。
わたくしには子供がいないので簡単に「気持ちがわかる」とは言えないが
友人達の子供が受験生だった時

「代わりに自分で受験した方が胃が痛まない(><)」

と言っていた人が多かったのを記憶している。
見守るだけの辛さっていうのもあるものだ。
色々口も手も出したくなるところをグッと抑えて
忍の一字で見守ってくれる親の愛の大きさを感じる。

作品は、桜の五花弁の花の下に花びらと
ピンクのティアドロップ型ビーズが揺れるロマンティックなデザイン。
この花びらとビーズで縦長のラインと動きを出しているのがお見事。
また、銀は基本的に銀一色なので、対象となるモチーフが独特の色をしている場合
それをビーズの色でイメージさせるのも良いアイディアだ。

サクラサク

それにしてもよく磨けている!
実はこの作品、当初ハーフマット仕上げにしてあった。
由紀さんは乾燥体のときにかなり粘ってヤスリをかけるので
焼成後、銀になってからの仕上がりも綺麗なのだが
手磨きだと細かい部分にへらがあたらない。
どうすれば細かいところまで磨けるか?と聞かれたので
電動の工具を紹介した。
うちのクラスでは、手できちんと磨けるようになるまでは
電動工具禁止のルールを作っているが、由紀さんならば問題なし。

最初は半信半疑、と言った感じで機械を使っていた由紀さんだが
鏡面になった時の嬉しそうな顔と

「先生、これ買って良かったです(*>▽<*)」

という満足そうな声に、勧めたこちらもホッとした。
散財させてガッカリさせるわけにはいかないので(笑)

サクラサク

普段見せない裏側もチラリ。
裏まで綺麗~!
これは一つの理想形。
初心者のうちはとにかく見えるところが綺麗に磨ける、というのが優先だが
良い作品というのは例えば指環の内側、ペンダントやブローチの裏側と言った
使うと見えなくなる部分まできっちり磨けているもの・・・と
師匠に口を酸っぱくして言われた。
初心者の頃はピンと来なかったが、ある日先輩のリングの内側が
本当にピカピカになっているのを見て

「あそこまで光らせたい!」

と思ったのを良く覚えている。

由紀さん、ヤスリがけも含めて磨くのが大好きなので
当然作品の完成度も上がってくる。
母の愛と祈りが込められたこの作品
長く大切に使って欲しい(^^)


今月の生徒作品と言うことで、10月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

☆過去の「今月の生徒作品」はこちら
  すべての生徒作品はタイトル画面下の「研究発表会」からどうぞ
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