PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

今月の生徒作品2016年12月・ファーストリング

ファーストリング

タイトル「ファーストリング」
作者  京(けい)さん
制作者コメント 初めてのシルバー制作にときめきながら
          この一作ができあがりました
          コツコツと磨き上げていく中でのその輝きは
          大袈裟かもしれませんが超感激でした
          端をちょっと上向きにして
          気分上昇を狙っています

このリングは「しずく型リング」と呼ばれるもので
しずく型にのばした紐状の粘土をくるりと巻いたもの。
リング制作の基本として、最初は必ずこのスタイルを作ってもらう。
重なり部分をどの程度にするかや重ね方
端の処理や彫りを入れるなどでアレンジは可能。
わたくしも過去、実験室にいくつか
このリングのバリエーションを載せている。
・きらきらしずく型リング
・アラベスクリング
・かわほり

今回京さんが作ったこの作品を見てみると、かなり基本に忠実なしずく型リングだが
ひとつ、大変非凡な点がある。

ありえないくらい磨きが綺麗なのだ!!

これで京さんが教室に通って5年のベテラン、というなら話は別だが
京さんが教室に通い始めたのは今年の8月。
作品としても、これが2作目か3作目で
教室のルールとして、まだ電動工具は使用せず
手作業でヤスリとへらだけで磨いている。
(この辺は教室や先生によって色々なお考えがあると思うが
最初から機械磨きに慣れてしまうと手磨きができなくなるので
教室に入ってからしばらくは、機械を使わないようにしている)
それでここまで磨ききったのは立派!!

実は最初からここまで磨けたわけではなく
京さんは途中でかなり苦しんでいた。

傷が取れなかったら、番手の荒いヤスリに戻る
途中で必ずへらをかける
仕上げにシルバークロスで磨く

この3点を再確認して、何度も何度もやり直しを続け
ついにはこんな素晴らしい鏡面に!

ファーストリング

つけているときは見えないリングの裏側もぴかぴか!!
普通、京さんくらいの時期には裏側までは磨き切れず

「今はまだいいけれど、いい作品は見えないところもぴかぴかですよ」

という話だけして、この先そこを目指しましょう
という目標にするのだが、なんと一気にそこにたどり着いてしまった。

磨きの技術が高い、というのはこの先も大変な武器になる。
もともと京さんはシンプルで素直なデザインが好きなようで
これだけ磨けるなら、そこが最大限に活かせそうだ。
また一人、大型新人の登場!
今後の彼女の作品と磨きに大きな期待が持てそうだ。

今月の生徒作品と言うことで、12月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

ファーストリング

☆過去の「今月の生徒作品」はこちら
  すべての生徒作品はタイトル画面下の「研究発表会」からどうぞ
関連記事
web拍手

| 生徒作品 | 05:55 | TOP↑|

PREV | PAGE-SELECT | NEXT