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今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

タイトル「Passarinhos-小鳥-」
作者  Massayaさん
制作者コメント 春になると朝早くから
          窓辺で巣作りを始める小鳥達をモチーフに
          ペンダントとリングのセットを作りました
          
Massayoさんはクラスの細かいもの女王の一人なので
そろそろ何を作っても驚かないぞ・・・と思っていたのに
やっぱりやってくれた!見て欲しい、このリング!!

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

鳥の巣を両側から眺める可愛らしい小鳥のカップル。
そして、なんと巣の中には卵が!!

小鳥の造形に納得が行かなかったらしく、何度か作り直していたが
最初の時点でかなり可愛らしく出来ていたと思った。
でもこういう作家のこだわりは大切。

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

ちょっと別の角度から見てみると
リングの腕(指を通す、環になっている部分のこと)が
木の枝のようになっているのがお分かりだろうか。
鳥の巣のそばに花が咲いていたり葉っぱがあったりと
実に細かく作ってある。

そして、セットとして作ったペンダントがこれ。

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

最初、この形が何を意味しているのかわからなかった。
実はこれは「セアカカマドドリ」という南米に生息する鳥の巣。
セアカカマドドリはアルゼンチンの国鳥だそうだ。
作者のMassayoさんの故郷ブラジルでも良く見かけるらしい。

「カマドドリ」というのは、土と藁などを使って
かまどのような巣を作るところからその名がついたらしいのだが
この巣についての詳しい解説がなんと!
ミサワホームさんの特設サイトに!!
↑あんまり面白くて、他の動物も全部見てしまった!お時間のある時にぜひ!!

で、ぜひ 「セアカカマドドリ」 もしくは 「joao de barro」で
画像検索をしていただきたいのだが、こんな風に
3階建て、あるいはもっと高い高層建築の巣がたくさん!!

鳥の巣は「住まい」ではなく、産卵から雛が巣立つまでの仮の宿。
人間で言うと育児室付きの産室と言ったところだろうか。
なので、次の産卵の時には同じ巣を使うのではなく
また新たに造営するのだそうだ。
その時に以前の巣を土台にすることがあるらしく
2階建て、3階建て・・・とどんどん高層化していっても
セアカカマドドリが使うのは常に最上階。
では下層階はどうなっているかというと
別の鳥が間借りしたりするらしい。ちょっと面白い(^^)

ところで、鳥が巣を作る場所と言うのはどこでも良いわけではなく
餌がとれる、外敵が少ない、環境(気温や湿度など)が
産卵や育児に適している・・・などのベストポジションなのだそうだ。
古い巣を土台に新しい巣を作る、というのもそういうことなのだろう。

なので、邪魔だからといってタイミングを考えず鳥の巣を撤去して
「代わりにこっちに作って」
と巣のための台を設置したりするのは、人間で言うと
産み月間近の妊婦さんが信頼している産婦人科医院を根こそぎ撤去して
医師も看護師も解散させ、野原にベッドを設置して
「こっちでどうぞ」
というくらい乱暴なことなのだそうだ。

そうは言ってもどうしても撤去せざるを得ない場合もあるわけで
(人間にも生活があるから!!)
可能であれば巣立ったあとの空になった時や
巣を作り終える前など、タイミングが重要なようだ。
卵を産んだり雛が孵ってから人間の匂いがつくと
結局親鳥が卵や雛を放棄してしまうこともあるらしい。
作者のMassayoさんも子供の頃、おじいさまから

「鳥が死んでしまうから絶対巣に触ってはいけないよ」

と言われたのだそうだ。

さて、作品に戻ろう。

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

アップで見るとこんな感じ。
真ん中は卵が見えるように実際とは入り口の形を変えてある。

上記ミサワホームさんサイトをご覧いただくと卵(がある)位置はこうではないこと
それに「使うのは常に最上階」ということから考えると
卵はここではなく一番上におくのが正しいが
リアリティよりもデザインを優先してのデフォルメということでこれはアリ。
おそらく上記の内容を日本で正確に把握しているのは相当鳥に詳しい方だけだし(笑)

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

卵が入っている巣を覗き込む小鳥。
これももちろんデフォルメした形なのだが
これがもう
食べちゃいたいくらい可愛い!
↑食欲的な意味ではなく

作者のMassayoさんもこの小鳥は気に入ったようで
現在はピアスも制作中。
ぜひぜひこの小鳥のシリーズ、量産してほしい~!

それにしても、Massayoさんがこの作品を作ってくださらなかったら
わたくしも、教室の生徒さんズも作品をご覧下さるお客様も
多分一生「セアカカマドドリ」とその巣に遭遇することは
なかったのではないだろうか。
ビバ!インターナショナルクラス!草の根国際交流!!←え!?
Massayoさんも、教室で色々なものに触れることで
「そうだったのね!」体験をしてくれていると、とても嬉しい(^^)

今月の生徒作品ということで、5月一杯作品展示ブースに展示中。
お近くにお住まいの方は是非作品をご覧下さい。

今月の生徒作品2018年5月・Passarinhos-小鳥-

☆過去の「今月の生徒作品」はこちら
  すべての生徒作品はタイトル画面下の「研究発表会」からどうぞ
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