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ロンドンで銀!

ロンドン展ポスター

7月に展示会準備ということで臨時休室していた当実験室。
その間に、RHS(英国王立園芸協会)ロンドン展に出品してきた。
RHSはエリザベス女王が総帥を勤める由緒正しくも歴史ある団体なのである。

ここへ出品するために、まず予備審査があって
それを通過すると翌年以降5年間出品の権利がもらえる。
どうにか予備審査を通過し、ひたすらここを目指して描いて描いて描き続けた!

というわけで初めての憧れのRHSリンドレーホール!

RHSリンドレーホール

感覚的には高校球児にとっての甲子園球場や
ソシアルダンス競技者にとってのブラックプールみたいなものではなかろうか。
ああもう、ここを見ただけで涙が出そう~~!!

Fruits and flowers

さてわたくしは、Fruits and flowers ということで6点出品。
展示は自分ですることになっていて、今回母と伯母が同行して手伝ってくれた。
まあこの二人の手際のいいこといいこと。
・・・市ヶ谷のグループ展も手伝ってくれないかなあ?(笑)

Silverメダル

そして結果はSilverメダル。

この展示会でのメダルは
Gold,Silver Gilt, Silver,Bronzeの4段階があって
Silverは下から2番目。
しかも、予備選を通過して、きっちり規定を満たして出品すれば
少なくともBronzeはもらえるので
ものすご~くいい結果、ともいえないような。

ただ、ジャッジからは

「植物画を始めて5年でRHSに出品できてなおかつ
Silverを獲れたことは誇りに思って欲しい」
「このまま描き続けて、是非またここに戻っていらっしゃい」

とのコメントをいただいた。
そうなのだ。自分の画歴と実力からすれば
大威張りで「Silver獲りました!」と言っても良さそうなのに
何をもにょもにょしているのかというと
わたくしが参加している植物画教室のMasako先生は
このRHSの植物画展で初めてGoldを獲った日本人作家であるうえ
Queen & Kingメーカーで、教室の先輩方には
Gold と Silver Gilt がゴロゴロしているので
なんというか勝手に気が引けているというか面目ないキモチに!!
いや、教室のお姉さま方は皆様甘やかさないけれど優しい方々なので
はっぱをかけられることはあってもダメだと言われたりしないことは
重々承知しているのに、なんなのだろう、このキモチ(^^;;)

そもそも、普通は始めて5年で出品しようと言うこと自体が
かなりチャレンジなのだが、元々わたくしが

「チャンスの神様には前髪しかないから行ける時に行っておけ!」

と言う主義なことに加え、今回は出品したい別の理由もあった。
それは、母と伯母をロンドン展に連れて行きたいということ。
二人とも大変元気でものすご~く若く見えるのだが
それぞれ78歳と80歳。
行くなら少しでも早いほうがいい。
そして5年後元気ならまた連れて行けばいいし!
そしてもうひとつ。
現在弟とその奥さんである義妹ちゃんは
弟の仕事の関係でドイツに住んでいる。
1年か2年に1度会えるか会えないか、状態になっている
弟と義妹ちゃんに会いたいであろう母をドイツへ連れて行きたい。
子供のいないわたくしにはわからないが、息子の可愛さは格別だと聞くし(笑)
ならばロンドン展を手伝ってもらって、そのままドイツへ連れて行けばいいじゃない
・・・ということで、精一杯背伸びしてロンドン展に行ってきたというわけだ。

2Fカフェから

大人の人も

若い人も

老若男女、様々なお客様が。

じっくりの人も

中には虫眼鏡持参のお客様も。
実はこれ、植物画展では珍しいことではない。
いやあ、ここまでじっくり見ていただけたら本望、というか
作家冥利に付きまする(^^)

色々お話できたりして

日本での展示会と一番違うと感じたのは、
お客様が気さくに声をかけてくださるところ!

日本の展示会だと、出品者の知人だとかご自身も絵を描かれる方を除き
お客様の方から声をかけてくださることは少ないのだが
絵の後ろに控えていると

「この絵を描いたのはあなた?」

と声をかけてくださり、感想だったり質問を下さる方が多かった。
日本でも良く聞かれる質問で、制作時間を聞かれる方が多かったのだが

「花と実を両方描いているので、おおむね1年かかる」

とお答えすると皆さんああそうか~!と納得なさっていた(笑)

絵以外では英語どうしよう問題があって(超重要)
過去に出品された先輩に英語どうしたらいいでしょう!?とお聞きすると

「それは貴女、勉強なさい(^^)」

とニッコリ。そう、うちのお姉さま方は優しいけれど甘やかさない(涙)
というわけで、色々探して
「アーティストのための英会話講座」
という美術に特化した講座を受講してみたりもした。
Yuki先生、その節はお世話になりました!!
「アート」に関する部分ではもちろん大変助けられたのだが
植物画ってやはりある意味アートの中でも特殊なジャンルで
例えば植物の部位だったり(花弁とか蕊とか)
「鋸歯」「托葉」「絶滅危惧種」
といった語彙力を増やしていかないとマズイ。
結果としてもっと英語勉強しないと、という気になったのだが
イギリス人はとても親切。
下手な英語でも辛抱強く聞いてくれた(^^;)
そもそもわたくしの英語は旅行者英語レベルにとどまっている上

「コミュニケーション能力だけでゴリ押しする英語」

と言われているのでどんなのだ!!

今回もそれで押し通してきた気が。。。

ここまでの疲労と緊張で、さすがに「現場に強い」と言われるわたくしも
心身ともにボロボロ。そのせいなのか、言いたいことはたくさんあるのに
英語に出来ない言葉でいっぱいになっているせいなのか
話しながら吐きそうになることが何度もあって、気力だけで乗り切った(T▽T)

そんな中、きっちり話の通じる日本人旅行者や
在英日本人のお客様の存在はもはや癒し!!(笑)
ああ、細かいところまでお伝えできるってなんて素晴らしい!!

とまあ、このような感じだったのだが無理してでも出品して良かった!
やはり経験して初めてわかるあの空気感だったり
素晴らしい作家さん達の作品を間近で眺めることが出来たり
他の作家さんとお話が出来たり
ジャッジから細かい講評が聞けたり
ジャッジのお一人である超有名コレクターから声をかけていただけたり
お客様から嬉しい感想をいただけたりと大収穫。

通常ペースに戻すのが大変だが、これからも精進いたします(^^)
今回出品した作品は、10月に市ヶ谷のグループ展で展示予定なので
ご興味とお時間があればぜひお運びください。

そうそう、わたくしの隣のブースが今回のBest Botanical Painting 受賞者。
作品画像を先生にお送りすると

「うわあすごい迫力!隣の人はお気の毒~」

・・・だからそれがわたくしですってば、先生(T▽T)

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