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独逸日記・6

毎週金曜日は独逸日記!

ということで、よろしければお付き合いのほどを。

これまでのお話
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倫敦日記・6
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金曜夕方にデュッセルドルフに着いて
早いもので今日は火曜日。
前日に引き続きアルトシュタットへ。
今日は船ではなく地下鉄で移動。

独逸日記・6

地下鉄といっても地下を走るのは街中だけで
他はほぼ地上を走るようだ。

独逸日記・6

駅のホームや地下鉄の車内にこの赤い刻印機があって
切符や回数券で乗車する人はこの機械で打刻する。
昔懐かしいタイムカードのような感覚だ。
(ハテ、今のお若い方はタイムカードってご存知だろうか??)

このシステムだと無賃乗車できてしまいそうだが
時々覆面の検札員が来て、その時に切符を持っていないと
高額の罰金ということになるらしい。
実はこの時、噂の(?)覆面検札員が切符を調べにきた。
数年前のドイツ滞在時には一度も会わなかったので

「おお、こんな感じか!」

と、ちょっと嬉しかった(笑)
ただ、この時も義妹ちゃんが

「検札の人ですよ、切符見せて」

と教えてくれたから良いようなものの
例えば一人で旅行している時だったら
何を言われているかわからなくて難儀したかも。
ドイツ語で反応しなかったら英語で聞いてくれるのかな?

お昼は前日食べ損ねた(営業時間外だった)ブルターニュ風クレープのお店へ。

独逸日記・6

「ブルターニュクレープの店 Bistro Erminig」
ということで、メニューなどにはお店のマークらしき
コック帽を被った小動物が描かれている。

erminig
画像はBistro Erminig様Facebook pageより拝借

近い単語でermineがアーミン(冬毛のオコジョ)だが
erminigはフランス語でもドイツ語でもない
(イタリア語でもスペイン語でもなかった)
何だろう、と思って「erminig」で調べてみたら

「フランスのサッカーチーム・レンヌのマスコット犬Erminig」

というのにたどり着いた。
なんともゆる~い感じのキャラクターだけど、これ犬??
(ご興味のある方は「レンヌ Erminig」でレッツ画像検索!)

もっと調べてみると、このマスコットが振っている旗が
アーミン柄(紋章学で王侯貴族のシンボルとなる毛皮の柄)
だったので、あっ、これはオコジョだ!と確信した。

ちょっと横道に逸れるが、オコジョの話。
よく、王侯貴族の肖像画で、赤いマントの内側が
白地に黒い点々の毛皮になっているのを
見たことはないだろうか?
(大変卑近な例を挙げると、トランプでキングやクイーンが
マントを羽織っている場合この柄の確率が高い)
これがアーミン(冬毛のオコジョ)だ。
オコジョの冬毛は、尻尾の先端が黒いことを除いて真っ白になる。
この毛皮を縫い合わせたものが、あのマントの裏側の正体。
つまり、黒い点の数だけのオコジョの毛皮を使った超贅沢品だ。
(オコジョの体長はわずか17~30cm)

で、わたくしが見たマスコットキャラクターが振っていた旗が
実はそもそもブルターニュの旗だった。
ブルターニュとはフランス北西部の州。
フランスに併合される前はブルターニュ公国という独立国だった。

ブルターニュの標語は「不名誉よりも死を」。
この旗(紋章)と標語に、オコジョが絡んでいる。
ある時、最後のブルターニュ公国女公
アンヌ・ド・ブルターニュは
オコジョを追い詰めるハンター達と出会った。
泥沼のふちに追い詰められたオコジョは
この泥沼にまみれて真っ白な毛皮を汚すよりも
正面から立ち向かおうと彼らに対峙した。
その姿に感じ入った女公が、紋章と標語に取り入れた
との説があるそうだ。
(わたくし個人としては、泥にまみれてでも生き延びて欲しい!!)

ここに至ってようやくErminigがブルターニュ語と判明!
もちろんフランス語のhermine、英語のermine、オコジョである。
わざわざブルターニュ語を使っているのは
「ブルターニュのクレペリ(クレープ専門店)」という
正しきプライドの表れなのだろうなあ。
良かった、ようやく繋がった~!

かなりの脱線だが、当Rika実験室は
どうでもよい好奇心をどこまでも追求いたします(笑)

あっ、肝心なことを書いてなかった!
そば粉のクレープ ガレット・ブルターニュ
大変結構なお味だった。
ブルターニュ名物といえばクレープ、シードル、塩にバター
塩キャラメルだものね。
もしあるならクイニー・アマンも食べたかった!
もしかしてあったのだろうか?

この日、アルトシュタットに来たのは
父とダーリンへのお土産を買いたくて。
ちょうど義妹ちゃんが通う陶芸教室で
焼成に出していた作品が焼きあがったとのことで
それを受け取りに行きながら、案内してもらえることになったのだ。
父とダーリンにはそれぞれシャツを購入。
いいお土産が見つかって良かった!

義妹ちゃんに、画材店にも連れて行ってもらった。
植物画で使っている筆がドイツ製なのだ。
もし売っていれば・・・と覗いてみたのだが
同じメーカーのものはあるが
植物画用の筆は置いていなくて残念。
しかし、日本の文房具を海外で見るとちょっと感動。
パイロットの消せるボールペン、フリクションなど
かなりの売り場面積を占めていた。

独逸日記・6

歩いている途中で見かけた標識。
ここにもパウル・クレーの名前がついている。

「Platzって英語のPlaceと関係ある単語?」

と聞くと、義妹ちゃんに来た来た来た!と笑われた。
どうやらわたくしは、他の人が聞いてこないあさっての方向から
いつもドイツ語の質問をするのだそうだ。
普通はふ~ん、そういう名前なんだって
そのまま流すんですよ、と言いながら
ちゃんと教えてくれたり調べてくれる義妹ちゃん素敵!
なにせRika実験室はどうでもよい好奇心(以下略)

独逸日記・6

近代美術館。
義妹ちゃんと二人だったらぜひじっくり見たかった。
今回はロンドンでわたくしの展示会、大英博物館
それにナショナルギャラリーで
母と伯母はもう美術館は満腹だろうから自粛(笑)

駅近くのデパートもちょっと覗いてみた。
ああ、素敵な食器がたくさん。できることなら買って帰りたい~!
キッチン用品も、日本で買うとお高いものが大変なお手ごろ価格。
そうか、これドイツ製だったのね~。(←知らなかった)

美味しそうなチョコレートもたくさんあったのだが
今回はあまりの暑さに断念。
わたくしと母はすでにロンドンの暑さで無理と思っていたのだが
伯母はうまく持って行けばどうにかならないかな?と
思っていたらしい。
ところがベルギーへ連れて行ってもらった翌日(つまりこの日の前日)
朝食に義妹ちゃんが出してくれたパンの一つに
とても美味しいチョコレートスプレッドが塗られていた。

「これ、なんだかわかります?」

実は、ベルギーで買ってきたチョコレートが
一晩にして形を無くし、袋の中でペースト状になってしまったのだ。
日本では夏だとチョコレートは冷蔵庫に入れるが
以前6月くらいにパリに行ったところ
とあるショコラティエでボンボンショコラを購入したら

「絶対冷蔵庫に入れないで!」

と厳命された。
温度を下げすぎるとショコラティエの意図する食感と
変わってしまうからということらしい。

だが、それは平均気温での夏の場合。
今年のヨーロッパは異常高温!
チョコレートも耐えられなかったらしい。
ここに至って、ようやく伯母はやっぱり無理、と諦めたらしい。
むしろどうにかできないかと思っていたことにビックリだった(^^;)

独逸日記・6

帰りは電車に乗る前に駅で打刻。

独逸日記・6

駅からの帰り道、絵に書いたような空ーーー!!

翌水曜日は休養日に当てた。
洗濯したり、荷物の整理をしたり、お昼寝したり。
弟夫婦がガイドで両親と旅行した時には
途中で必ず一度ホテルへ戻り、1~2時間昼寝の時間を
作ってくれていたそうだ。
この途中休憩のおかげでかなり楽だったようなので
今回も形を変えて踏襲。
元気ではあるが70代と80代なので
詰め込みすぎないことがやはり肝要。

夕方(になってもまだ暑いけれど!)お散歩に。

独逸日記・6

日差しが強いが、歩道沿いの木が影を作ってくれてありがたい!

独逸日記・6

ギムナジウム。大学進学を目指す子の、日本で言う中高一貫校。
ドイツは確か10歳くらいまで小学校に通い、そのあと
大学進学を目指すギムナジウム、15歳から職人として就職するための学校、
16歳から事務職など企業に就職するための学校の
どこに通うか分かれるのだったかな。
自分が高校1年の後半、理系か文系かを選択することになり
もう人生決めなきゃいけないのか!?と思ったが
ドイツの子供は10歳で最初の進路の分岐に立つんだなあ。
あとから進路を変えたりできるのだろうか。

独逸日記・6

道路沿いにあったリサイクルボックス。
さすがはエコ先進国ドイツ!
この写真だとサイズ感がわかりづらいが、かなり大きい。
こういうもの、ツアーでホテルに泊まっていると
なかなか目に付かなかったりするので面白いなあ。

それでは今回はこの辺で。続きはまた来週!
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