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額付き陶板・五条大橋

五条大橋

額付き陶板に牛若丸と弁慶の五条大橋での戦いを描いた。
絵の部分から外側の額の部分まで1枚の磁器で出来ている。

磁器なのになぜ陶板、と呼ぶのか以前から疑問なのだが
何故か慣例的に一枚板のことを磁器製でも「陶板」と呼ぶ。
最近ではポーセリンタイル、という呼び方もあるようなのだが。

題材が牛若丸V.S.弁慶なので和風を意識したが
そのままではつまらないので牛若丸をウサギ、弁慶をクマに。

ウサギ牛若丸

クマ弁慶

技術的にはそれほど難しくないのだが
この下絵を作るために調べなければならないことが山ほど。
牛若丸の来ている水干の構造や着方
弁慶(僧兵)の衣装、薙刀など。
もちろん絵にしやすいように省いたりアレンジしたりするのだが
この段階で水干の袖は腕のほぼ倍サイズあって
動くときにはセンターで重ねて2重にしていた、とか
袖周りの紐は飾りではなく、ひっぱると袖口がすぼまる
ドローストリングになっていたとか
当時の紐のかけ方のバリエーションや流行など
この先使い道がまったくなさそうな無駄知識が蓄積されていく。
フフフ…そうよ、わたくしのアタマの80%くらいは無駄知識!
ちなみに、クマ弁慶の頭の被り物は構造がよく判らなくて
仕方がないのでダーリンの頭をバスタオルで包んで
スケッチさせてもらった(笑)

和風、ということで下にはオリエンタルスタイルの花を。

花

花

左側の花束に笹と竜胆(りんどう)が描いてあるのは
源氏の紋である笹竜胆から。
牛若丸の左上の藤は、後に平泉へ落延びる牛若丸をかばった
藤原秀衡の家紋、下がり藤から。
そのあたりは展示会に出品した時、多分誰も気づかなかったと思うのだが
もしここに気付いて

「狙ったわね!」

とばかりにニヤリ☆と笑われるお客様がいたら
がっちりと握手をしたかったものだ(笑)

2006年8月 制作
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